農政ニュース／ＪＡＣＯＭ

　4月1日、東京・大手町のＪＡビルで16年度ＪＡ全国機関新規採用職員研修会「「農」と「共生」の世紀づくり　輝けフレッシュマン」が開かれた。
　新規採用職員のうち220人が参加。ＪＡ全中の宮田勇会長は、「組合員の多様なニーズに応えた農業、農協の改革をしていかなければならない。地域づくりに貢献して国民の支持を得ることも大切」などと農と共生の世紀づくりに向けＪＡグループが取り組むべき課題を指摘、「１日も早く職場に慣れ組合員の期待に応えてほしい。自分の力が最大限に発揮できるようがんばってください」と激励した。
　記念講演はＪＡ経営マスターコース塾長でもある作家の童門冬二氏の「いま、日本に求められるもの」。童門氏は「相手の立場に立って考えることが大事」と話し、「実は日本ではこの考えは昔から常識となっていた。みなさんにもそれはある」と指摘、ＪＡグループらしい仕事はこうしたヒューマニズムにあると強調した。
　また、「ＪＡグループの職員は土の騎手、農の護民官だと思っている。今後は農が主導の地域づくり、共生から「主導」にチャレンジしてほしい」などと語った。　


	童門冬二氏

（２００４．４．２）