農政ニュース／ＪＡＣＯＭ

起工披露会で鍬入れをする新井ＪＡ共済連会長（右から２人目）

　三井不動産を事業代表者にＪＡ共済連も参加するコンソーシアム（注）６社による「東京ミッドタウンプロジェクト」（六本木防衛庁跡地再開発・赤坂９丁目計画）の起工披露会が、５月18日に現地で開催され、新井昌一ＪＡ共済連会長も出席した。
　このプロジェクトは、東京における都市再生の核として、世界に誇れる新しい街づくりをめざす事業として推進されているもの。防衛庁跡地内のクス・イチョウ・サクラなど約１４０本を保存し隣接する檜町公園と合わせて４ヘクタールの緑の空間と、完成すれ都内では一番高いビルとなるミッドタウンタワーなど４棟のビルを建築。オフィス、住宅、ホテル、商業を一体化させた複合都市とする計画だ。
　ホテルとしてはザ・リッツ・カールトンの進出が決定しているが、このほどサントリー美術館もここに移転することが決まった。
　総事業費は３７００～３８００億円。19年春にグランドオープンの予定。完成すれば、東京の新たな名所となるだろう。

注）コンソーシアムとは、大規模開発事業の推進や大量な資金需要に対応するために、銀行や企業が参加して形成する借款団や融資団のこと。　（２００４．５．２０）