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「平均支払制度」のPR強化へ
畜産経営安定基金協会 (5/27)

 畜産農家の販売代金をJAがいったん預かり、月給または期日払いとする「長期平均支払制度」への加入を呼びかけるパンフレットを作るなど(社)全国畜産経営安定基金協会(会長=宮田勇JA全中会長)は今年度からPRを強化する。JAの担当役職員を対象に説明会を開いたり、前年度に立ち上げた事業案内のホームページも拡充する。
 同制度は、販売代金や生産資材価格の変動による農家所得の不安定化を避け、またJAが、加入農家ごとに別勘定で損益管理をするため畜産経営の改善に役立つ。JAとしては資材代金の未収固定化を防げる。

◆JAの損失補償も

 さらに農家が負債を残して経営をやめた場合、JAの損失を補償する。平成15年度は3県の3JAに計3220万円の補償を実行した。制度ができて28年間の累計は290件、約20億7000万円。この平均払事業は会員JAなどの出資による基金で行われている。
 基金協会は5月26日の通常総会で15年度事業報告などを承認。それによると3月末の会員数は235、基金財産は約23億6000万円。JA合併などで会員が減っているため16年度事業方針ではPRを強化する。
 また協会は、国からの補助金を基金に肥育素牛導入資金のうち16%を低利の1%でJAに供給している。あとの84%はJAが農業近代化資金の基準金利でプロパー資金を農家に協調融資する仕組みだ。JAが素牛を買って農家に肥育を預託するかたちもある。
 15年度の実施は経済連1(参加JA9)、JA8となっており、超低金利下のため実施JAは前年度と同数にとどまった。
 なお、通常総会は協会理事の退任にともない新専務に木下明文氏(農水省出身)、新常務には行田憲司氏(JA全農出身)を選任した。 (2004.5.27)



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