農業協同組合新聞 JACOM
   

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6割の小中学校で農業体験 (6/3)

 (社)全国農村青少年教育振興会が15年度実施した調査によれば、全国の小・中学校で行われている農業体験学習は、小学校で79.2%、中学校で27.8%、平均62.6%の学校で行われているという結果が出た。
 14年度に実施した調査と比較して、小学校では8.2ポイントの増加、中学校では1.9ポイントの減少、全体では5.1ポイント増加した。中学校の実施割合が減少した要因としては、「時間の不足」「適当な場所がない」「学校や教師の知識不足」等があげられており、農業体験学習を実施する上で今後課題となる。

■アンケート結果

 農業体験学習を実施している小・中学校のうち、農作業のすべてを体験学習しているのは、小学校で65.1%、中学校で52.8%。農作業の一部を体験学習しているいるのは、小学校で60.6%、中学校で55.1%となる。(表-1)

表-1

 農作業のすべてを体験学習している学校では、いも類、野菜類を扱っているのが多く、小・中学校とも半数以上になる。(表-2)

表-2

 農作業体験学習を実施する際の課題・問題点では、「時間の不足」「適当な場所がない」「外部の指導者不足」をあげている学校が多かった。(表-3)

表-3
(2004.6.3)


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