農政ニュース／ＪＡＣＯＭ

　農水省は米国からの鶏肉輸入停止を解除すると、６月９日発表した。同国で鳥インフルエンザが発生したため２月７日から輸入を停止していたが、その後の防疫措置で新たな強毒タイプの鳥インフルエンザは発生していないとの報告が同国からあり、清浄性が確認されたので家きんと、その肉の輸入停止を解除した。
　しかし弱毒タイプの清浄性が確認されていないコネチカット、ロードアイランド、デラウエア、ニュージャージー、メリーランド、テキサスの６州からの輸入停止は続ける。
　一方、タイと中国からの鶏肉輸入は停止（加熱した加工品を除く）が続いている。鶏肉輸入量が一番多いのはタイ。次いでブラジル、中国、米国の順。02年度の米国からの輸入量は約５万トンだった。　（２００４．６．１１）