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「元気なJAづくりに貢献」目指して 家の光協会総会 (6/16)

 雑誌『家の光』は来年の5月号で創刊80周年を迎える。また、こども雑誌『ちゃぐりん』は今年の8月号で創刊40周年となる。節目の年をひかえ、(社)家の光協会は平成15年度事業を多彩に展開。16年度には、『家の光』の誌面刷新をはじめ、創刊40周年記念・ちゃぐりん大会、創刊80周年記念・全国家の光大会などの記念行事を行う。

 家の光協会の総会で池端会長から表彰状を受けるJA奈良中央会の永田会長=6月16日、東京・市ヶ谷の家の光会館

 15年度の事業報告と決算など承認した同協会の通常総会を6月16日に開き、池端昭夫会長はあいさつで16年度事業について「21世紀第2次中期計画」の第一年次として「文化と協同の力で元気なJAと地域づくりに貢献する」ことをキーワードに取り組んでいる、と報告した。
 具体的には「第23回JA全国大会の決議、とりわけ〈安全・安心な農産物の提供と地域農業の振興〉〈協同活動の強化による組織基盤の拡充と地域の活性化〉の実践に向けて、協会の諸事業を通して、JAへの支援を強化していきたい」と述べ、また「組合員、JA、地域の元気づくりに貢献していく」と強調した。
 来賓あいさつでは、JA全中の宮田勇会長が農業情勢の局面を述べ、そうした中で「教育文化活動を推進している協会の役割は大きく、期待もまた大きい」と激励した。
 次いで、『家の光』『地上』『ちゃぐりん』や『家の光図書』の普及目標などを、それぞれ達成した45道府県中央会を表彰。代表してJA奈良中央会の永田正利会長が、協会の池端会長から表彰状を受けた。
 続いて山本昌之専務が事業報告と決算などを提案。これを承認した。
 この後、役員退任にともなう補欠選任で新理事に藤木眞也・全青協副会長、新監事に星野利夫・JA千葉中央会会長を選任した。

■元気キャンペーンを展開

 事業報告の特徴点をみると、15年度は、JAの組織力強化に不可欠になっているJA教育文化活動の充実と活性化を進めるため、前年度に引き続き「元気キャンペーン」の展開に協会の総力を挙げた。
 企画・制作では、このキャンペーンに基づいて3誌と家の光図書の企画内容の充実に努め、また『やさい畑』は創刊3年目に入り、別冊として『ベランダ畑』、9月には増刊『野菜で元気』を刊行した。
 普及・文化活動では、人材養成を目的とした「教育文化・家の光プランナー」制度を創設し、専修講座を開いた。また長期愛読者の拡大を最重点目標として、各JA中央会と一体となった運動を展開し、一部の府県で県域の取り組みによる成果を挙げた。 (2004.6.18)



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