農業協同組合新聞 JACOM
   
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全国食肉学校で卒業記念発表会
食肉販売科第15期生12名が説明 (7/15)


 (社)全国食肉学校の今年度入学食肉販売科第15期生の卒業記念発表会が7月15日、群馬県伊勢崎市のクレインパークホテル三楽荘で開催された。
 食肉販売科は、短期間で食肉販売全般に必要な技術や知識を学習し、企業の活力となる人材の養成を目的に、学科と実習実技のカリキュラムを3カ月半で学ぶ。4月7日に入学式があり、今まで課題発表会、豚肉用途発表会、郊外実習発表会と3回の発表会を行ってきたが、卒業前に学んだことの集大成として卒業記念発表会を開催した。派遣企業関係者、総合養成科の学生、学校関係者等の約60人が、参観者として発表会を見守った。
多田重喜学校長
日ごろの学習成果を発揮してくださいと挨拶する多田重喜学校長
 発表会は食肉販売科第15期生の12人をA、B、Cの3班(各班4人)に分け、30分程度の持ち時間の中で、各班のテーマに沿って4人の班員がそれぞれ自分の担当するパートを説明する形で進行した。
 開催にあたり、最初に多田重喜学校長が立ち、「発表会の意義は、学習成果を確認することとプレゼンテーション能力の向上をめざすことで、これは産学協同を教育理念に謳うわが校にとって、とても大切なことだと考えています。今まで学んだことの成果を発揮し、意義深い発表会となることを期待しています」、と挨拶した。
 A班は「食肉販売促進の戦略と戦術〜《健康》《安全・安心》な豚肉」をテーマに発表した。近年、BSEや鳥インフルエンザなどの影響から、豚肉が代替需要として注目を浴びており、好調な販売実績が続いているが、豚肉も安心・安全を抜きには語れない。今後は、JAS法に基づく生産履歴の公表も開始される。それらの点を踏まえ、豚肉の安心・安全及び小売段階における豚肉の消費促進と戦略などを説明した。
 B班は「食肉販売促進の戦略と技術〜『食育』をキーワードにした販売戦略」をテーマに発表した。食育の4つの柱として、(1)MS型商品にとる食育、(2)消費者と会話のある売り場での食育、(3)メニュー提案型売り場での食育、(4)新しい商材により消費者が考える食育を提案。商品を見ただけでどのようなメニューがあり、どのような料理ができるかを、消費者自身が考えることができるようにすることが食育だと強調した。
表彰式
表彰式
 C班は「日本における食肉消費の変化と多様化する市場〜食肉の消費動向を読むことによる販促方法の一考察」をテーマに発表した。食肉は、車のようにその商品自体が人々の生活を変えるようなものではない。しかし、生活に密着した商品で、胃袋の数だけ販売のチャンスはある。その胃袋をどう満たしていくのかといった戦略シナリオを『戦略的マーケティング』として作成する、ことなどを説明した。
 各班とも写真、グラフ、図表などを使い具体的な例を出しながら分かりやすい説明に心がけていた。発表後、審査が行われた。多田重喜学校長は講評で、「各班とも図やグラフなどを使い、分かりやすい説明に心がけていたことが感じられた。過去の発表会に比べ確実に学習効果は上がったと思います」と延べ、B班に最優秀賞、A班に優秀賞、C班に努力賞を授与した。 (2004.7.21)


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