農業協同組合新聞 JACOM
   
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補助犬受け入れを前に医療機関で学習会
日本介助犬アカデミー (8/4)


講演する高柳友子氏
講演する高柳友子氏
  NPO法人日本介助犬アカデミーは8月4日、横浜市立大学医学部市民総合医療センターで「身体障害者補助犬の同伴受け入れに関する学習会」が開催された。これは、同医療センターが来月から身体障害者補助犬の同伴受け入れを本格的に開始するにあたり、医療従事者(医師、看護師)、職員などを対象に補助犬に対する理解を深めるもので、同アカデミーでこのような学習会を開くのは初めてだ。
 JA共済は自動車・自賠責共済事業を展開している関係から、交通事故被害者の社会復帰を支援する介助犬訓練事業を支援しており、NPO法人日本介助犬アカデミーに対し、研究支援を行っている。
 学習会は約100名が参加し、NPO法人日本介助犬アカデミー専務理事・横浜市総合リハビリテーション補助犬担当相談員の高柳友子氏の講演で始まった。スライドによる写真やグラフを使い、補助犬(盲導犬、聴導犬、介助犬)の役割や現状を分かりやすく解説すると同時に、外国の例を上げるなどして受け入れに対する理解を求めた。その後、補助犬(盲導犬、介助犬)の利用者から医療機関を利用する際に日常的に感じていることなどの話があった。最後に参加者から、受け入れのためにどんな準備が必要か、利用者が医療を受ける際に補助犬をどう扱えば良いか、など具体的な質問が集中し、関心の高さが伺えた。 (2004.8.6)


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