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未承認ワクチンから感染 鹿児島の豚コレラ (8/4)

 農水省の豚コレラ撲滅技術検討会は4日、鹿児島県高尾野町で2日に見つかった豚コレラの疑いの強い豚を陽性とした。同県では3月と7月に鹿屋市で未承認ワクチンの接種による陽性豚が出たが、今回もそれと同一のウイルスに起因する。しかし3事例をつなぐ線はまだ出ていない。
 引き続き先例との関連を含めた疫学調査を進める。同養豚場の飼養頭数は650頭。うちウイルス分離で陽性となった豚は5頭。同居豚とともに殺処分する。
 豚コレラは伝染力が強く豚同士の接触で感染する。しかし豚とイノシシに特有の病気であり、人間には感染しない。またウイルスを原因とする豚コレラは、コレラ菌を原因とする人間のコレラとは関係がない。
 同養豚場では6月下旬から豚舎3棟のうち1棟で体の悪い豚が6、7頭死亡。このため「よい薬がある」といわれ、未承認のものとは知らずにワクチンを打った。それをどこから買ったかは記憶にないとのことだ。
 技術検討会は、このワクチンが他の農場でも使われた可能性があるとして、周辺の農場や業者らから聞き取りなどで流通の状況を調べる方針。また感染豚の出た地域では計画的な清浄性確認の必要性を指摘した。 (2004.8.9)



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