農業協同組合新聞 JACOM
   
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みずほ証券への資本参加を検討
農林中金が提携強化へ (9/7)

 農林中央金庫は、みずほコーポレート銀行の100%子会社であるみずほ証券の第3者割当増資を引き受ける方向で検討していることが9月7日わかった。
 全国に系統金融機関を持つ同金庫との提携で営業基盤を強化したいみずほ証券が金庫へ資本参加を申し入れた。金庫としても、みずほ証券の業務基盤が拡充されれば、結果的に金庫の商品提案力が強化され、運用機会の拡大につながるとして出資の方向だ。
 金庫は3月に証券子会社である農中証券の営業をみずほ証券に譲渡したが、同社が系統運用ニーズにきちんと対応していることなども考えて、今後の提携に期待をかけたようだ。
 金庫の資本参加によって同社株式の評価が上がれば配当メリットも見込まれ、投資としても悪くないとの判断もある。
 出資比率などは未定。詳細は今後詰める。また、あくまでも「みずほ証券への出資検討であり、みずほフィナンシャルグループ(FG)との資本提携ではない」と金庫はいっている。
 みずほ証券は資本金約1500億円。法人向け営業だが、野村、大和、日興に次ぐ証券業界第4位。

(2004.9.8)


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