農業協同組合新聞 JACOM
   
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台風16、18号被災で災害対策本部を設置
JA共済連 (9/10)

 今年は過去最多の7つの台風が日本に上陸し、各地に大きな被害をもたらした。とくに8月下旬の台風16号と9月上旬の18号は1週間をおかずに日本に上陸し、広範囲にわたって大きな被害をもたらした。JA共済連では、広範囲におよぶこの2つの台風による被害状況の把握と損害査定などの支援体制を整え、共済金の早期支払に全力を尽くすために、上原寿宰理事長を本部長とする災害対策本部を9月10日に設置した。
 JA共済連によれば、9月10日午前11時現在の建更共済加入物件の被害件数は、台風16号が約4万1000件、台風18号が約9万6000件、合計で13万7000件、共済金支払額は合計で400億円を上回る見込みだが、被災地域が広範囲にわたっていることから、被害状況は今後も増加するものと見ている。
 なお、平成3年以降の台風など風水害による被害でもっとも大きかったのは、平成3年の台風19号によるもので、支払件数約44万件弱・共済金支払額約1488億円。最近では、平成12年9月の台風18号(熊本、山口など)の支払件数約18万件・共済金支払額約637億円で、今回の台風16号・18号の被害はそれに次ぐ被害だといえる。

(2004.9.13)


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