農業協同組合新聞 JACOM
   
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全頭検査の継続など全農経営役員会でBSE問題を議論 (9/30)


 9月30日の全農経営役員会では、米穀事業とともに議題にはなかったBSE問題での意見も多く出て、米国産牛肉の輸入再開に向けた動きに対し、全農としての姿勢を示す必要があるのではないかなどの議論が活発だった。
 国内でのBSE騒ぎから3年が経過して国産牛肉の安全安心が定着してきた時期に米国産牛肉の輸入再開に道を開く動きが出てきて再び牛肉の需要に影響しないかとの懸念からだ。
 20ヶ月齢以下の牛を全頭検査から除外して、もし問題が起きた時に政府は責任をとれるのかどうか▽県によっては検査が緩和されても独自に全頭検査を継続するというが、そうした足並みがそろう方向へJAグループとしても積極的な発言をしてアナウンス効果を発揮してはどうか▽生協など消費者団体と連携して積極的に検査緩和に反対する運動を展開してはどうかなどの発言が相次いだ。

(2004.10.1)


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