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読書率、低下傾向続く
−全国農村読書調査 (社)家の光協会 (10/26)

 (社)家の光協会が実施している「全国農村読書調査」結果がこのほど公表された。
 同調査は昭和21年から毎年実施されており今回で59回め。雑誌や書籍の読書状況、月刊誌の定期購読状況、1日平均の読書時間、好きな作家などを聞いている。
 結果は、雑誌か書籍を読んでいる総合読書率は66%で前回より5ポイント低下、月刊誌か週刊誌を読んでいる雑誌読書率は59%で前回よりも4ポイント低下した。書籍読書率は29%で2ポイントの低下となった。
 平成に入って読書率は低下傾向にあり、総合読書率は統計を取り始めた過去30年間で、雑誌読書率は過去54年間で、書籍読書率は過去33年間で最低となった。
 調査時点1か月前の書籍の読書冊数は全員では0.8冊。読む人だけの集計では3.3冊だった。
 雑誌の入手先で多いのは「書店」が54%、「スーパー・コンビニ」35%、「農協」22%。週刊誌は「スーパー・コンビニ」45%、「書店」44%などとなっている。書籍は「書店」が86%と多く「図書館・公民館」が20%と続く。
 1日あたりのマスコミ接触時間は、テレビが2時間28分で前回より8分減。新聞は26分で1分増えた。本は15分で4分の減。
 読んでいる月刊誌のベストファイブは(1)家の光、(2)現代農業、(3)オレンジページ、(4)KHKきょうの料理、(5)NHK趣味の園芸。調査時点前半年間に読んだ書籍は(1)「世界の中心で愛をさけぶ(片山恭一著)」、(2)「バカの壁(養老孟司著)」、(3)「声に出して読みたい日本語(齋藤孝著)」など。好きな作家は(1)西村京太郎、(2)赤川次郎、(3)宮部みゆき、(4)瀬戸内寂聴、(5)渡辺淳一となった。
 この調査は全国34JAの満16歳から69歳の家族1167名を対象に、8月の1か月間の連続3日間の「留め置き法」で実施された。

(2004.10.26)


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