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作付減って出荷増える 春野菜生産のまとめ (10/27)

 農水省が10月中旬まとめた今年産春野菜生産の状況によると、8月までに出荷した11品目の作付面積は前年産に比べ2%減少し、6万7100ヘクタールとなった。労働力不足による規模縮小などのため。品目別では、冬春トマトと春夏ニンジンが前年並み。春ネギだけが1%増加した。
 全体で、収穫量は267万2000トン、出荷量は219万4000トンで、共に前年比1%増加した。10アール当たり収量は冬春ピーマンの6%を筆頭に10品目が前年を上回ったが、春レタスだけは2%低下した。
 作付面積が減少し、収穫量と出荷量が増えたのは春キャベツ、冬春キュウリ、冬春ナス、冬春ピーマン。また春ダイコンは作付が2%減少したが、収穫・出荷量は共に前年並みだった。
 作付、収穫、出荷が共に減少したのは春ハクサイと春レタス。作付と出荷が減って収穫が前年並みだったのは春植えバレイショ(都府県)。
 出荷トン数が一番多かったのは冬春トマトの36万6000トン。次いで冬春キュウリ33万1900トン、春植えバレイショ32万7300トンと続く。

(2004.10.27)


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