農業協同組合新聞 JACOM
   
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新たなISO規格の導入検討会発足へ
農流研がセミナー (11/16)

 国際標準化機構(ISO)が食品の供給行程における安全性の確保に向けた「ISO22000」という国際規格を新たにつくっているため、農水省はこれに対応して「ISO22000導入検討会」を11月末に発足させる。
 会の主体は(社)農協流通研究所で、同省が支援する。事務局は(財)食品産業センターに置く。
 ISOは、工業製品などの品質保証規格である「9000」とか、環境に対する事業活動の悪影響を減らす「14000」といったシリーズ規格をすでに定めている。
 今回の「22000」は、宇宙食の安全性確保のための衛生管理手法であるHACCP(危害分析重要管理点方式)を基本にしたマネジメントシステムで、近く規格化されるという。
 これが普及すると、食品企業などが行程の安全性を証明するために、または食品の輸出に当たって、ISO22000の取得を求められることが見込まれる。
 このため▽消費者や農林水産業関係者の理解促進▽企業や団体が導入する際の課題抽出▽対応策の検討▽論点整理、などを行うため導入検討会をつくる。参加は食品産業センターの賛助会員など。
 その手始めに次の日程で「ISO22000導入検討セミナー」を開く。
 【東京会場】11月30日13時20分、南青山会館(港区南青山5の7)
 【大阪会場】12月6日13時20分、大阪科学技術センター(大阪市西区靱本町1の8)。
 両会場とも、認定・認証制度や、行政の取り組みなどについて講演がある。

(2004.11.16)


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