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事業管理費を大幅削減 上半期のJA経営概況 (12/9)

 総合JAの今年度上半期経営概況は、主要事業の取扱高が前年同期に比べ貯金と貸出金が伸びたものの、ほかは前年実績を割り込んだ、とJA全中が12月9日速報値を発表した。集計対象は763JA。
 事業総利益は2.1%減だが、事業管理費を大きく削って2.7%減としたため、事業利益は10%増となり、これに事業外損益を加減した経常利益は6.5%の増益となった。
 事業別では、信用事業で貯金が2.3%増と引き続き伸びた。うち要求払い型貯金は6%増。定期性貯金もペイオフ解禁の影響がほぼなくなって0.8%増。定期性貯金は平成14年度上半期に減少したが、15年度上半期からは増加傾向。
 貸出金も地方公共団体向けの増加と住宅ローンの伸びから、0.2%増と4期ぶりに増加に転じた。
 共済事業は、長期保有高が1.7%減で、12年度上半期から減り続けている。新規契約は増えているものの(8.9%増)、満期の増加と解約が主因で保有契約を減少させている。
 経済事業は、15年度上半期に8期ぶりに増加に転じた販売品販売高が再び減少に転じ2.6%減。これは台風などの影響が大きい。
 購買品供給高は3.6%減。9年度上半期から減少傾向。生産資材は1.6%減。生活物資が5.5%減と落ち込んだ要因には、子会社化の影響が大きい。
 損益では、事業総利益が約200億円減で8年度上半期から減り続けている。
 うち信用事業総利益は、14年度上半期に増加に転じたが、15年度上半期に再び減益となり、今期も0.3%減となった。
 事業総利益の減少は、経済事業の大幅な減益のためで、購買事業総利益が5.9%(約128億円)、販売同が5%(約22億円)の減益となっている。
 事業管理費削減で大きいのは、人件費で3.7%減(約235億円)。なおJAの常勤役職員数(常雇い的臨時雇用者を含む)は17万7510人(集計対象572JA)で2.7%減と引き続き減少。
 事業管理費が約249億円減少し、事業総利益の約200億円減益を上回ったため事業利益は約49億円の増益となった。
(2004.12.10)


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