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「地球と私のためのエコスタイルフェア エコプロダクツ2004」盛大に開催
(社)産業環境管理協会・日本経済新聞社 (12/9)

トーヨーの出展ブース
トーヨーの出展ブース
 環境に対する負荷を低減した製品・サービスの普及を目的に開催される、日本最大級の環境総合展示会「エコプロダクツ2004」が、(社)産業環境管理協会、日本経済新聞社の主催、経済産業省などの後援で、12月9日から11日までの3日間、東京ビッグサイトの東ホールにおいて、盛大に開催された。
 今回で6回目の開催となるこの展示会には、過去最大となる453企業・団体が「地球と私のためのエコスタイルフェア〜エコプロダクツ2004」をテーマに、810小間に出展した。
 この展示会では、家電や日用品、オフィス機器などの一般消費財から、エネルギーや素材・材料などの産業材までのあらゆるエコプロダクツはもちろん、企業・市民・自治体の取り組み、地方自治体の環境支援策や海外のエコプロダクツも多数紹介された。
NPO法人全国無洗米協会の出展ブース
NPO法人全国無洗米協会の出展ブース
 今回は、NGO・NPO法人出展コーナーに50を超える法人が出展・参加し、例年を超える充実を見せた。出展ブースでは、水質汚濁を防止し、循環型農業を実現するNPO法人全国無洗米協会の活動などが紹介され、環境学習の一環で来場した児童・生徒たちの関心を集めた。
 ユニークな出展では、箸の製造販売で知られる(株)兵左衛門のブースが注目された。ここでは、アオダモリサイクル事業が紹介された。この事業は、プロ野球選手が使うアオダモの木製破損バットを利用し、箸(かっとばし)、ボールペン(ブルペン)、靴べら(すべりこみ)などに再生する。
 プロ野球などでは、年間20万本もの木製バットが消費されるが、素材となるアオダモの木は、材料として使える大きさになるまで、60年以上かかるという。破損バットを廃棄せず、日用品や文房具として再生させる。その販売収益の一部はアオダモの植樹・育成に使われるというものだ。
 エコプロダクツは、環境問題に対する関心の高さを反映し、回を重ねるたびに来場者を増やしているが、今回は開催期間中、前回より3万5000人多い15万人が来場した。
(2004.12.14)


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