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中期3カ年計画を着実に仕上げの年
「元気づくり情報」の発信へ努める
社団法人 家の光協会 会長 高田 昌彦


高田 昌彦氏

 新年あけましておめでとうございます。
 平成15年の年頭にあたり、一言ごあいさつを申しあげます。
 昨年の農業・農村・JAをとりまく情勢は、WTO農業交渉、米政策改革などの農政問題をはじめ、食品偽装表示や無登録農薬問題など、さまざまな課題が相次いだ年でした。
 私たちJAグループは今年こそ、これらの課題を解決し、平成15年を農業者の明るい将来を切り拓く年にしたいものだと念願しております。
 さて、本会では平成13年度より中期3カ年計画をスタートいたしました。15年度はこの3カ年計画を着実に仕上げる年としていきたいと考えております。
 本会の当面する最大の課題である普及運動においては、JA中央会、JAの積極的な取組みの結果、『家の光』では1000部以上の大量増部の成果を上げる広域JAが増え、年度当初に比較して約2万部の増となりました。児童雑誌『ちゃぐりん』もJAが次世代対策に力を入れ始め、増部基調が続いています。平成15年はこうした流れを確かなものにし、JAの教育文化活動のさらなる活性化をめざして、積極的に事業を展開してまいりたいと考えております。
 そのため本会では、昨年より取り組んでいる「元気キャンペーン」を引き続き展開いたします。日本経済、日本農業の先行きが依然として不透明ななか、農家、JAグループも、ともすれば元気を失いがちです。そこで「人が元気、組織が元気、地域が元気」になるよう、家の光事業の総力をあげて「元気キャンペーン」を展開し、食と農の安全と信頼を築き、JAと組合員・地域住民の結びつきを強める企画を充実・強化し、『元気づくり情報』の発信に努めていきます。
 また本会ではJAの広域化が進む中で、昨年度、教育文化活動に関する2つの委員会を設け、まとめた方策をより具体化するため、今年度、JAの常勤役員をメンバーとする「家の光事業促進委員会」を設置し、JAにおける教育文化活動をしっかりと位置付けるにはどうするかなど、さまざまな課題についてご審議いただいてきました。次年度はこれらの成果を事業展開に積極的に生かしていきたいと考えています。
 昨年創刊した日本で初めての家庭菜園雑誌『やさい畑』は、おかげさまで一定の成果をあげました。さらに今年2月、菜園生活をより広めるため、コンセプトである「育てる・(栽培技術)・食べる(料理・加工)・健康(安全・安心)・自然と遊ぶ(ホビー)」は同様とした別冊『ベランダ畑』を刊行します。ぜひ、皆様のご支援をお願いします。
『家の光』『地上』『ちゃぐりん』『やさい畑』『家の光図書』そして、家の光文化活動をさらに充実するため、役職員一同、心を新たに事業活動に臨む所存です。
 本年も変わらぬご支援とご協力をお願い申しあげます。




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