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JA全国女性組織協議会は、5月17日に東京・大手町のJAビルで第50回通常総会を 開 き、平成12年度の活動方針や新役員を決めた。
総会では、今年度の役員として全国6ブロックから選ばれた理事と3人の監事について了承したあと、理事によって会長と副会長の選任を協議、新役員体制を以下のように決めた。
【会長】竹島 愛子・JA高知女性組織協議会会長(中国・四国地区)(再任)
【副会長】伊藤さなゑ・JAみえ女性連絡協議会会長(東海・北陸地区)(新任)
【その他の理事】
渡邉タケ・山形県JA女性組織協議会会長(新任、東北 ・北海道地区)
峰島歌子・千葉県女性部協議会会長(再任、関東・甲信地区)
渡辺 有・京都府農協女性組織協議会(新任、近畿地区)
末藤ミユキ・JA福岡県女性協議会会長(新任、九州地区)
【監事】
矢花公子・JA長野県女性協議会会長、
中井かをり・JA富山県女性組織協議会会長、
三浦一子・JAしまね女性組織協議会会長が選任された。
また、理事会参与としてフレッシュミズ組織から、野村恵美子氏(青森県 JA女性組織協議会、東日本代表)、黒木千雪氏(JA宮崎県女性組織協議会、西日本代表)が選任された。
昨年副会長に就任した佐藤啓子氏(宮城県女性協会長)、また、理事を8年間勤めた田守栄子元会長(兵庫県女性協会長)はJA全国女性協の役員を退任した。
★男女共同参画への取り組みなど柱に
総会では竹島会長が「できることから一つづつ、が合い言葉。昨年、男女共同参画社会基本法が制定されるなど、変革の時期にあって女性組織の存在は大きい。学びあい助け合い、
明るく活動しましょう」などと呼びかけた。
来賓として挨拶した原田睦民・JA全中会長は「従来のようにJAの正組合員、役員は男、女性は家庭と育児という固定的性別役割分担を見直し、相互乗り入れすることが求めら
れている。JAへの女性参画については、目標数値を決めて取り組むことを今年のJA 大会に向けて検討している。地域に根ざした多様な活動の展開を期待します」などと語
った。 また、竹部喜代子顧問は、「国民が自国の食料を大切にする運動が必要だが、実践、 実行する人がいないと広く伝わらない。女性の間では、昔のように農村の女性と都会の
女性という区別がなくなっている。仲間づくりをするのが私たちの役割」と激励した。
12年度は、引き続き「子どもたちの未来へ」統一キャンペーンに取り組むほか、JA 運営への女性の参画運動として、JAとの対話、女性理事研修会の開催などを行い、J
A大会決議で具体的な方針が出されるよう働きかけを強める。また、13年度からの次期 中期計画も策定する。
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