農業協同組合新聞 JACOM
   
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栽培履歴管理システムの実証試験を2月1日から開始
《三共アグロ》

 三共アグロ(株)(窪田隆一社長、東京都文京区)は、1月21日にNTT東日本大手町ショールーム(東京・千代田区)で記者会見を開き、「三共アグロ栽培履歴管理システム“かすが日誌”」の実証試験を2月1日から開始すると発表した。
 同システムは、紙ベースで行なわれることが多い栽培履歴記帳作業を、今回、新たに開設する会員制ホームページ「三共アグロネット」上で行なうシステムで、会員登録すれば無料で利用できる。
 このシステムを利用すると
1.記帳(入力)された農薬の農薬登録の有無、希釈倍数、処理量、使用回数などの使用方法が、(社)日本植物防疫協会の「JPPネット」情報に沿って自動的にチェックできる(適切な栽培管理)
2.作成された栽培履歴はサーバーに保管されるので、紙ベースに比べて紛失することがない、整理が容易で確実に保管・管理できる(適切な保管管理)
3.保管された情報は、いつでも利用可能なので、開示などの要求にすぐに対応できる(適切な利用)
4.三共アグロネット会員は無料で利用できる
などの利点がある。
 栽培履歴を記帳するためのシステムは、JA全農などいくつかあるが、他社製品を含めて使用農薬について適正かどうかが自動的にチェックできること、無料で利用できることがこのシステムの特徴だといえる。
 同社では、実証試験の期間をおよそ1年と考えており、その間に利用者の意見を聞きながら、より使い勝手のいいものに改良していくとしている。
 ベースとなる三共アグロネットでは、この他、同社製農薬の登録内容の携帯電話チェック、同社製農薬の登録情報のメール配信、Q&A(春以降オープン)などのサービスを提供することにしており、当初、5000名程度の会員を獲得したいとしている。
 このシステムについての問い合わせは
 三共アグロ(株)営業推進部普及グループ 03−3814−7206へ
(2005.1.24)


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