農業協同組合新聞 JACOM
   
アグリビジネス業界ニュース

種子処理技術センターが稼動 先進的な応用技術開発目指し
《BASF》

BASF社のリンブルガーホフ農業センターに新設された種子処理技術センター内部
BASF社のリンブルガーホフ農業センターに
新設された種子処理技術センター内部
 BASF社(ドイツ・ルートヴィッヒスハーフェン)はこのほど、同社農業製品部門のあるリンブルガーホフに種子処理技術センターを稼動させた。投資額は約100万ユーロ(約1億3500万円)。質の高い製品の供給を可能にしたことに加え、技術開発面においてもリーディング・カンパニーとなる。
 種子処理により播種時から作物を保護する技術に対し、BASF社はまだまだ大きな可能性があると見ている。同社は、種子処理用有効成分開発に注力し、農業製品ポートフォリオに含まれる有効成分を、より多く種子処理の分野に適応させていく予定。
 BASF社は、2003年に旧アベンティス・クロップサイエンス社から種子処理製品を買収し、この分野におけるベースを構築した。買収には、もちろんフィプロニルも含まれている。その後も順次有効成分を種子粉衣処理製品として市場投入しており、顧客に先進的な応用技術を提供することで地歩を固めていく。
(2005.3.9)


社団法人 農協協会
 
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町3-1-15 藤野ビル Tel. 03-3639-1121 Fax. 03-3639-1120 info@jacom.or.jp
Copyright ( C ) 2000-2004 Nokyokyokai All Rights Reserved. 当サイト上のすべてのコンテンツの無断転載を禁じます。