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全体の売上が2%増 農薬は420億円を計上
《バイエル》


ミヒャエル・ポートフ バイエル(株)社長
ミヒャエル・ポートフ バイエル(株)社長
ローレンス ユー バイエルク ロップサイエンス(株)社長
ローレンス ユー バイエル クロップサイエンス(株) 社長
 バイエル(株)(ミヒャエル・ポートフ社長、本社:東京都千代田区)はこのほど、2004年度(1月〜12月)の日本のバイエルの業績を発表した。それによると、全体の売上は前年比2%増の2210億円(2003年度は2170億円)となった。
 事業グループ別の売上は、ヘルスケア事業グループが厳しい経営環境にもかかわらず好調な医療用医薬品事業に支えられ、前年比1%増の960億円を達成した。また、農薬関連事業グループは前年比1%減の420億円を計上した。さらに、素材科学事業グループは前年比10%増の560億円の売上を記録した。一方、ランクセスの売上高は280億円となっている。
 【農薬関連事業グループ】 2004年は、バイエル クロップサイエンス(株)が営業部門を統合してから丸1年を迎えた事業年度となった。売上は、いくつかの製品売却による影響を受けて減少し、420億円(2003年度は430億円)を計上した。製品別では、水稲用除草剤の「イノーバDX」の売上が大きく伸びた反面、殺菌剤「ウィン」の売上は減少した。除草剤「バスタ」の売上は前年の水準を上回っている。
 エンバイロサイエンス事業では、低迷が続く日本経済を反映し、市場環境は依然として厳しい環境が続いたが、主要な事業分野と製品に重点を置いた活動を展開した。これら製品には、シロアリ防除剤「ハチクサン」、ゴルフ場用殺菌剤「セレンターフ」、ゴキブリ用ベイト剤「マックスフォース」などがある。
事業グループ別売上実績(2004年度)
(2005.4.20)


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