農業協同組合新聞 JACOM
   
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害虫抵抗性トウモロコシ EUがMON863の輸入を認可
《モンサント》

 EUは8月8日、モンサント社の害虫抵抗性トウモロコシMON863を輸入し、域内で飼料としての使用を認可すると発表した。EFSA(欧州食品安全庁)は今年4月、MON863について安全性に問題はないとする見解を明らかにしており、今回の認可はそれを踏まえたもの。
 EUでは1998年から新し遺伝子組み換え作物の承認審査を事実上凍結する、いわゆるモラトリアムが続いていたが、今回の認可はそのモラトリアム解禁に向けた動きとしても注目されている。
 解禁に向けた一連の動きとして、昨年10月にはすでにモンサント社の除草剤耐性トウモロコシNK603も輸入が認可されている。
 なお、MON863は、日本ではすでに食品、飼料、環境のすべてにおいて安全性の認可を得ている。また、EUでも食品としての認可を現在申請中だ。
 〈問い合わせ先〉 日本モンサント(株) バイオ作物情報部 佐々木・山本 電話(03)6226−6081

(2005.8.12)


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