農業協同組合新聞 JACOM
   
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農薬の安全推進に向けて 「安全一声運動」を強化
《全農薬・安全協》

 全国農薬協同組合(松木三男理事長)と全国農薬安全指導者協議会(垣本博司会長)は11月16日、東京都港区の虎ノ門パストラルにおいて『第40回通常総会』、『第28回全国集会』をそれぞれ開催し、事業方針など全ての議案を承認した。
 まず、運動方針には社会的に食の安全・安心への関心が強いことに応えて、農薬取り扱い者に対して農薬の使用基準などに定められた使用時期・方法などの遵守徹底、消費者への正しい知識の普及、農薬物流における安全性確保のための危機管理の徹底をかかげた。
 運動に基づいた事業方針としては農薬安全推進運動の実施、技術販売体制の強化、「指導農薬」制の実施、農薬安全使用確認運動の推進、一般消費者への農薬安全性広報活動の実施、農薬物流における安全性確保の徹底、空容器および残農薬・廃棄農薬適正処理の推進、の7項目を柱とした。
 特に、農薬安全推進運動の実施では農薬取締法の周知徹底および遵守、農薬安全一声運動の実践、マスク、防除衣必着運動の推進、農薬販売者に対する農薬安全管理の徹底などを行うこととしている。
 創立40周年を迎えた全農薬。松木理事長は「40周年は、次の50周年に向かっての新たな一歩。農薬の安全性確保に向けて全農薬、安全協ともに確固たる信念でのぞんでいく。関係業界と連携を密にしながら、植物防疫事業および業界発展のために尽力していきたい」と、今後の抱負を語った。
(2005.11.21)


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