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トルコギキョウに新品種 秀品採花しやすい『シュークリーム』
《サカタのタネ》

トルコギキョウの新品種『シュークリーム』
トルコギキョウの新品種
『シュークリーム』
 (株)サカタのタネ(高橋英夫社長、本社:横浜市都筑区)はこのほど、中生で中大輪の八重咲きF1品種トルコギキョウ『シュークリーム』(品種名)を開発、8月10日から受注を開始し、9月1日より全国の種苗店ルートを通じて種子の販売を開始する。
 『シュークリーム』は、トルコギキョウの人気色であるイエロー(他ホワイト、ピンクを加えた計3品種が人気色)品種のなかにあって、今までの品種とは趣の異なる洋菓子・シュークリームの中身のカスタードクリームを思わせる甘く滑らかなイメージを醸し出す花色をしている。
 暖地の秋冬採花の場合、品種によっては草丈が伸びにくい面があるが、『シュークリーム』は草丈が十分伸び秀品採花しやすいことが大きな特長となっており、生産者にとっては栽培が容易な品種となっている。生産地をリレーさせることで、通年栽培が可能。
 北アメリカ原産のトルコギキョウ。現在、世界のトルコギキョウ市場の約70%を日本の品種が占めている。国内においても、年間出荷量が1億1012万本と、キク、カーネーション、バラ、ガーベラ、ユリ、スイートピー、スターチスに次ぐ、出荷量8位の品目となっている。
 『シュークリーム』の価格(税込希望小売価格)は、ペレット種子10ml(約3000粒)入り9000円。同社では、初年度の販売目標を1000万円としている。2006年3月には生花も全国の有名フラワーショップ、生花売り場などに登場する。
(2005.8.2)


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