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自生地に近い環境で 深い多肉植物の魅力
《サカタのタネ》

多肉植物『乙女心』
多肉植物『乙女心』

 (株)サカタのタネが友の会会員向けに発行している『園芸通信』8月号では、『ユニークな形と多彩な色合い 多肉植物の魅力』を特集した。長野県で多肉植物やサボテンを扱う農園「錦玉園」を経営する児玉賢一さんが、改めてその魅力を引き出している。
 乾燥地帯に自生している多肉植物は、北半球よりもむしろ赤道地域から南半球に多く自生している。大きいものは、柱サボテンのように5m以上高くなるものもあれば、セダム属の中には一つが5mmほどと小さく、20cmほどに群生するものもある。
 植物を使って、花壇やコンテナで絨毯のような模様をデザインして楽しむことをタペストリーガーデンと言うらしい。イギリスでは、特に多肉植物が盛んに使われているという。カラフルな色合いのものを、大きいものをメインに、小さいものはデザインに合わせてラインとして楽しめる。
 多肉植物を直接地植えにしてしまうと、四季の管理が大変だ。コンテナの良さは、場所を選ばないことにある。「日本で多肉植物を育てるには、自生地に近い環境で育ててやることが大切」(児玉さん)という。

(2005.9.27)



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