農業協同組合新聞 JACOM
   
アグリビジネス業界ニュース

地域密着型の営業活動 商品群揃え拡販を加速
《コープケミカル》

 コープケミカル(株)(岡本英誠社長、本社:東京都千代田区)は11月18日、『平成18年3月期中間決算短信(連結)』を公表した。
 売上高は、前年同期比10億8600万円増収の116億9900万円となった。経常利益も同1億4400万円増益の6億7400万円となったが、減損損失5億900万円を計上したことなどにより中間純利益は同1億7700万円減益の3100万円となっている。
 主力の肥料事業は、汎用高度化成および原料用過りん酸石灰の減収があったものの、省力化やコスト低減、環境負荷低減などに役立つ基肥一発施肥肥料、有機質肥料などの拡販に努めたほか、りん酸単肥の回復、生産受託品の増加などにより、前年同期に比べ増収となった。
 化成品事業は、飼料添加剤のりん酸カルシウムでは、養鶏・養豚向けおよび原料用が増販し、大幅な増収となった。石こうは建築資材の需要減、硫酸は流通の変更による減少などがあったが、工業用りん酸および肥料用りん酸は増販により増収となり、前年同期に比べ増収となっている。
 その他事業では、合成雲母、合成スメクタイトなどの多機能性無機素材部門、工事部門は需要減少により減収となったが、運送業務部門、園芸店部門などが増収となり、その他事業全体では前年同期に比べ増収となった。
 同社では、安定的な経営基盤の確立を目指した「テイクオフ21計画」に取り組んでいる。5工場体制の有利性をいかんなく発揮し、地域に密着した提案型の営業活動を展開していく。既存商品に新商品を加え、売上の拡大を加速させる。

連結部門別売上高
(2005.11.21)


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