農業協同組合新聞 JACOM
   
アグリビジネス業界ニュース

食に対する安全・安心を前面に
《農薬工業会》

 農薬工業会はこのほど、『平成18年度事業計画』を決定した。食に対する安全・安心を前面に押し出したもので、農薬使用者に対してはいっそう農薬の適正使用を呼びかけ、消費者および流通・加工業者に対しては農薬への理解をさらに深め、不安感を払拭させていく。
 消費者対策としては、力を入れている『農薬ゼミ』において、本部開催に加え支部(地方)での開催を充実させていく。また、生産者対策としては、5月に施行されたポジティブリスト制度をふくめて、安全対策および広報活動を拡充・強化していく。
 事業計画の中では、特に支部活動の強化が指摘できる。(地方)行政などと連携を密にした消費者ゼミの開催、工業会行動規範の遵守徹底、IPM(総合的病害虫・雑草管理)やポジティブリスト制度などにおける情報収集活動を強化していく。
 今後、農薬取締法の抜本的改正も控えており、諸般の情勢に対して行政との緊密な連携のもと、業界あげての取り組みが求められている。

(2006.6.9)


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