農業協同組合新聞 JACOM
   
アグリビジネス業界ニュース

『ボトピカ水和剤』の採用が拡大
福島の大規模ハイテク農場では21haに
《出光興産》

ボトピカ水和剤

 出光興産(株)(天坊昭彦社長、本社:東京都千代田区)が一昨年秋から発売している微生物防除剤『ボトピカ水和剤』は、全国の大規模ハイテク農場20カ所に採用され、本年9月末までに売上高が3000万円に達する見通しだ。
 大規模ハイテク農場(ハウスで1ha以上)は温度、湿度および養分などをコンピューター制御し、1年を通じて均質な野菜や果物を生産している。さらに、化学農薬の使用回数に含まれない微生物防除剤『ボトピカ水和剤』を採用することで、消費者の食に対する安全・安心へのニーズに全面的に対応している。
 現在、大規模ハイテク農場は全国に約100カ所ある。同社ではそのうち40カ所にアプローチし、これまでに『ボトピカ水和剤』の採用を20カ所で受けている。引き合いも多く、採用の拡大は必至と思われる。
 その大規模ハイテク農場の1つで14名の社員からなる(有)サンライズトマト原町(酒井盛男社長、所在地:福島県南相馬市、資本金:1005万円)ではトマト、ブロッコリー、キャベツなど手広く生産している。
 トマト生産に『ボトピカ水和剤』をロボット自動散布機で定期的に散布し、灰色かび病を防除することができた。また、ブロッコリー生産では土壌改良剤『ツインガード』を全自動播種機に種とともに投入、散布することで、丈夫な根が形成され、作物の増収や品質の向上に結びつけている。
 同社の酒井社長(47)からは、「予防的に使用し、安定した栽培ができた」とのコメントが寄せられている。2005年の作付面積はトマト1ha、春・秋ブロッコリー10ha、キャベツ2haの13haだったが、今年はブロッコリーを中心に拡大し21haに達する模様。

 〈問い合わせ先〉〒130−0015 東京都墨田区横網1−6−1 出光興産(株) アグリバイオ事業部 アグリバイオ1課 電話(03)3829−1457 FAX(03)3829−1463

酒井社長(右)(有)サンライズトマト原町のハウス全景(左)
酒井社長(右)(有)サンライズトマト原町のハウス全景(左)
(2006.7.14)


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