農業協同組合新聞 JACOM
   
アグリビジネス業界ニュース

日本ファインケムから農薬・シアノットの営業権を譲受
 品揃えの加速で農薬事業を強化

《大塚化学》

 大塚化学(株)(森明平社長、本社:大阪市中央区)は18日、(株)日本ファインケム(旧日本ヒドラジン工業(株)、渡部博社長、本社:東京都千代田区)が開発・市場展開している農薬の営業権を1月1日付けで取得したと発表した。
 大塚化学(株)は、農薬製品の品揃えを加速させ農薬事業を強化する。譲受金額など条件は明らかにされていない。
 「シアノット」は球根花き・花木、桑・こうぞ・みつまた、公園・庭園などの畑地一年生雑草用除草剤。キャベツへの農薬登録が行われ、大半が群馬県で使用されている。
 今回の両社の合意は、大塚化学(株)のアグリテクノ事業部において商品構成の充実と事業拡大を図る農薬事業戦略と、(株)日本ファインケムにおける経営資源の重点事業への集中を指向する事業方針が合致したもの。
 このところ、大塚化学(株)の農薬事業強化が際だっている。2005年には東亞合成(株)の農薬事業を買収し、よりいっそう環境に優しい農薬製品のラインナップを図ったことは新しい話題。今後も、農薬製品の導入などを加速させ、農薬事業のいっそうの拡大を図っていくことにしている。

(2006.1.19)


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