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比叡山にセントリコン 環境への配慮で採用に
《ダウ・ケミカル日本》

 ダウ・ケミカル日本(株)(神永剛社長、本社:東京都品川区)はこのほど、好評の『セントリコン・システム』シロアリ防除工法が、世界文化遺産として登録されている比叡山延暦寺で採用されたと発表した。施工作業は、既に完了している。
 同シロアリ防除工法は従来の薬剤散布を行うことなく、シロアリの習性を利用して巣から根絶する画期的なシステム。ごく微量の薬剤は環境に負荷を与えず、人や哺乳動物および鳥類への安全性に優れたシロアリ用の餌として配合されたもの。
 「地球規模で自然との共存」を貫く比叡山延暦寺(滋賀県大津市)は、1994年にユネスコより世界文化遺産の認定を取得している。比叡山にはいくつもの湧き水が流れており、琵琶湖の水源林としても機能し、水質への環境負荷および建物自体への影響を防ぐうえで、消毒薬剤の選択に入念な注意を払っている。
 『セントリコン・システム』は米国で圧倒的なシェアを誇り、2000年には米国環境栄誉賞の栄冠にも輝いている。ホワイトハウス、自由の女神で採用されているほか、世界各国の重要建築物をシロアリの被害から守っている。わが国では、シロアリのベイト工法として正式に登録されている。 なお、本紙既報の通り、同社ではミセスのためのシロアリ情報サイト『ダウ博士のわかりやすいシロアリレクチャー』(http:www.mrsshiroari.jp)を開設している。

(2006.5.8)


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