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過去最高の第2四半期実績 アジア太平洋と南米が伸長
《ダウ・ケミカル》

 ダウ・ケミカルの第2四半期実績が7月28日、明らかにされた。それによると、売上高は125億ドル(前年同期比9%増)と過去最高の実績を達成した。当期純利益は前年同期比19%減の10億2300万ドルで、1株当たり利益は1.05ドルと前年の1.30ドルからは下降した。
 販売数量は、前年同期比で4%増加した。アジア太平洋と南米の顕著な動きが、やや減速傾向にある北米の実績を相殺したもの。また、合弁事業もダウの成長戦略に寄与し、当期の収益に2億3000万ドル強をもたらした。
 継続的な財務規律により対資本負債比率は36%まで下がり、販売費・一般管理費・研究開発費(SARD)は、過去最低の対売上比5.5%まで下がっている。
 上半期の厳しい状況からダウのジェフリー・マーツァイ取締役副社長兼CFO(最高財務責任者)は、「2006年度の利益は2005年を上回ることは難しい」と予測するが、同社では今後とも財務規律とコスト管理を徹底させていく。販売数量の成長が期待されている。
 ダウ・ケミカルは、米国ミシガン州に本社を置く世界最大の石油化学品メーカー。世界175カ国で事業展開する同社の年間売上高は460億ドル(約5兆3000億円、対ドル換算:116円)に達する。従業員数は4万2000人。
(2006.7.31)


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