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アグリビジネス業界ニュース

ロンダックスを地域限定でＵＰＬに売却　ビジネス資源見直しの一環から
《デュポン》

　米国デュポン社はこのほど、アジア太平洋地域を除きベンスルフロンメチル水稲事業をユナイテッド・ホスホラス社（ＵＰＬ）に売却したと発表した。売却価額は明らかにされていない。
　売却内容は、当該地域における商標権を含むロンダックスおよびその混合剤他水稲関連事業。
　水稲除草剤ビジネスを同社では、「アジア太平洋および日本にとって、中核事業であり続けることに変わりはない。日本における農薬事業においても、今後ともロンダックス含有水稲除草剤の維持と拡販は最重要課題の一つ」（同社広報）としている。
　今回の売却は、水稲除草剤の売れ行きがはかばかしくない、アジア太平洋地域以外のリソースを有効活用するためのビジネス資源見直しの一環。
　一方、買収するホスホラス社（インド・ムンバイ）はマクテシム・アガン（イスラエル）、ニューファム（オーストラリア）、ケミノバ（デンマーク）、オクソン（イタリア）などと並ぶ世界トップ５のジェネリック会社。
　2006年３月末の売上高は４億8000万米ドル（約567億円）に達する。最近では、バイエル　クロップサイエンス社からアシュラムおよびディプテレックスなど殺虫剤２剤を買収している。

（２００６．１０．１７）

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