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日東電工の微生物防除剤など譲受 農業分野の品揃えを一層拡充
《出光興産》

日東電工から譲受した製品。写真は『バイオリサ』(上)と『ITシート』(下)
日東電工から譲受した製品。写真は
『バイオリサ』(上)と
『ITシート』(下)

 出光興産(株)(天坊昭彦社長、本社:東京都千代田区)は12月1日、日東電工(株)(竹本正道社長、本社:大阪市)から害虫防除事業を譲り受けたと発表した。
 日東電工(株)から譲り受けたのは、微生物害虫防除剤・害虫誘引フェロモン製品・色誘引虫取り粘着シートなどの「環境にやさしい」製品群と、関連する微生物培養設備・特許・農薬登録・商標など。
 出光興産(株)が従来保有していなかった害虫防除事業に進出することで、農業分野での品揃えをいっそう拡充する。また、緑化分野での新しい事業展開も可能となり、アグリバイオ事業の拡大に加速をつける。
 同社のアグリバイオ事業は、自然界の微生物を最大限に活用し「食の安全・安心」に貢献する農業用殺菌剤をはじめ、畜産用生菌剤、芝残渣分解資材など「環境にやさしい」製品を提供している。
 同事業部の売上高は、約20億円(2007年3月期)が見込まれている。同事業部では、今後も「環境にやさしい農・畜資材の普及・拡大をいっそうはかっていく」としている。

(2006.12.5)


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