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じゃがいも栽培を攻略 健全なタネいも確保を
《サカタのタネ》

ジャガイモの『レッドムーン』 (C) サカタのタネ
ジャガイモの『レッドムーン』
© サカタのタネ

 (株)サカタのタネ(高橋英夫社長、本社:横浜市都筑区)が、友の会会員向けに発行している『園芸通信』1月号では、『じゃがいもの秘密を徹底解剖! POTATO』を特集した。日本に渡来して400年以上の歴史をもつじゃがいもが身近に迫ってくる。
 じゃがいもは、はくさい、だいこん、キャベツなどとともに食卓にバリエーションをもたらしているが、それ以上に、日本はもとより世界中の人口を支えてきたことはもちろん、民族移動の引き金ともなったことなどを思い起こすと、極めて歴史的な野菜だと思える。
 じゃがいもの原産は南米とされている。日本には、17世紀に入りオランダ人がインドネシアから持ち込んだ。今のインドネシアの首都ジャカルタは、当時ジャガタラと呼ばれており、「ジャガタラいも」→「ジャガいも」に転じた。
 文を書いているのは、現在、ホクレン種苗課に主任技師として勤務している村上紀夫さん。村上さんは、じゃがいもについて「カロリーはご飯の半分以下で、水溶性のビタミンC、B1などや食物繊維が多く、アルカリ性のバランスのよい食べ物です」と語っている。
 栽培の基本は、健全なタネいもの確保に集約できそうだ。また、畑作りと病害虫の防除も欠かせない。連作障害を避けるためにも、最低2年以上はナス科以外の作物を作付けしたい。
 『園芸通信』への問い合わせは、サカタのタネ 通信販売部 電話(045)945−8824まで。

(2006.1.4)


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