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無限に広がるベリー類の世界 ポイントはピートモス使用に
《サカタのタネ》

サカタのタネ ブルーベリー
© サカタのタネ
ブルーベリー

 (株)サカタのタネ(高橋英夫社長、本社:横浜市都筑区)が友の会会員向けに発行している『園芸通信』11月号では、『自家栽培って楽しい! ベリー類を育てよう』を特集した。文・写真は植物遺伝育種学専門の國武久登さん(宮崎大学農学部教授)。
 「小粒でピリリと辛い」のが山椒の実ならば、「小粒で愛らしい」のはベリー類。
 ブルーベリー、ブラックベリー、ラズベリーのベリー類は果樹栽培に初めてチャレンジする方にも育てやすく、「収穫の楽しみはもちろん、可憐な花や秋の紅葉も楽しめる」と國武さんは語る。
 ブルーベリーはツツジ科スノキ属に分類される北米原産の落葉または常緑性の果樹で、現在ローブッシュ、ハイブッシュ、ラビットアイの3種類が栽培されている。一年を通じて楽しめるガーデニング素材として人気を呼び、いっぽうでアントシアニンによる健康機能も注目されている。
 「鉢植え」、「庭植え」の両方で楽しむことができるが、「植えつけにはピートモスをたくさん使用することがポイント」だという。水やりに注意し、有機質などのマルチングを行うことも重要だ。
 ラズベリーとブラックベリーはキイチゴの仲間。キイチゴはバラ科のキイチゴ属に分類される低木性の果樹で、日本には約40種の野生種が分布している。栽培は比較的容易で、家庭菜園だけでなくベランダなどでの鉢栽培も可能。
 さまざまな仕立て方を楽しむことができるが、「結果習性を学び、花芽がどこにつくかを考えながら整枝・剪定を行うこと」にポイントがあると國武さんは指摘している。
 『園芸通信』への問い合わせは、サカタのタネ 通信販売部 電話(045)945−8824まで。

(2006.11.2)


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