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農薬効果は国産石灰窒素で 肥料・土づくりでもパワーを発揮
《電気化学工業》

 

石炭窒素

 電気化学工業(株)(川端世輝社長、本社:東京都中央区)が長年にわたり手掛けている「石灰窒素」は窒素質肥料、土づくり資材、農薬の「一石三鳥」の資材として定評がある。特に、農薬効果では、ポジティブリスト制度施行のもと「国産石灰窒素」として改めてパワーを発揮している。
 「石灰窒素」は、石灰石を原料とするカーバイドに、高温で窒素を吸収化合させて製造されている。主成分のカルシウムシアナミドは、農薬効果を発揮したのち土壌中で肥料成分に分解される。
 「石灰窒素」の特長としては、品質向上・収量増加や施肥回数・施肥量の軽減がはかれる、土壌から流亡しにくく環境にやさしい、農薬成分が残留することなく安全・安心な農作物が収穫できる、土壌の酸性度が矯正される、有機物の腐熟を促進しふかふかの土づくりができる、などが挙げられる。
 なお、最近の適用拡大によって従来のネコブセンチュウから「センチュウ類」防除で使えるようになった。また、センチュウ類、畑地一年生雑草防除において残留性がないことから表示作物が「野菜類・豆類(種実)・いも類」に加え、「レンコンのスクミリンゴガイ」が追加となっている。

石炭窒素の種類と保証成分
(2006.12.6)


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