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顧客重視路線を明確化　営業・開発体制刷新で 《イハラケミカル工業》

イハラケミカル工業（株）（望月信彦社長、本社：東京・台東区）は１月26日、大幅な機構改革およびそれに伴う人事異動（別掲）を行った。営業・開発体制を固めるなか、よりいっそう顧客重視路線を明確にしたものと思われる。 　改革では、化成品事業本部を営業本部とし、化成品営業部・農薬営業部を統括することとした。農薬部は、農薬営業部と営業色を前面に出した。生産本部の新設も注目され、生産部・資材部を統括する。開発企画室を開発部へ昇格させたことも見逃せない。 　第２化成品事業部の廃止も光り、営業機能部分を化成品営業部に、開発機能部分を開発部に吸収再編したことは、営業体制の刷新とともに評価される。部・グループ制から部・課制への変更は、社内体制のいっそうの活性化をはかったものと思われる。 　同社は農薬原体（殺菌剤、除草剤などの原体）、医・農薬中間体（医薬・農薬などの中間原料）、アミン類（ウレタン・エポキシ用架橋剤など）の製造・販売を行っている。主な農薬原体はピリミノバックメチル、ステイプル、ノミニー、フルピカ、ビビフルなどの各原体。

（２００７.２.７）

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