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「コルト顆粒水和剤」を登録申請 ポートフォリオの一層の充実へ
《日本農薬》

 日本農薬(株)(大内脩吉社長、本社:東京・中央区)はこのほど、自社創製の新規殺虫剤「コルト顆粒水和剤」(開発番号:NNI−0101、一般名:ピリフルキナゾン)の国内登録申請を行った。園芸分野のポートフォリオをいっそう充実させる。
 本剤は、既存剤とは異なる特異的な作用性とその優れた防除効果が特長となっており、野菜、果樹、茶などに大きな被害をおよぼすアブラムシ類、コナジラミ類、カイガラムシ類などのカメムシ目(半翅目)害虫に対して優れた効果を示す。
 また、高い選択性を有しており、人畜毒性も低く、天敵、有用昆虫への影響も少ないことから、IPM(総合的病害虫・雑草管理)にも適合する新製品として期待されている。
 国内の開発はクミアイ化学工業(株)の協力を得て進めており、2010農薬年度の発売を目指している。
 販売は同社とクミアイ化学との2社を予定している。上市5年以内に国内20億円以上の売上を目標に適用作物、適用害虫の拡大をはかっていく。今後は、海外市場を含めて50億円以上の販売を目指し、基幹品目のひとつとして育成していく方針。
 日本農薬(株)は、「自然に優しく安全に厳しく、生命と緑の未来のために」をテーマに、農業生産に貢献すべく新規剤創出に注力している。
 チョウ目害虫防除薬剤『フェニックス顆粒水和剤』に続き、新規チョウ目・コウチュウ目殺虫剤として「アクセルフロアブル」(開発番号:NNI−0250)も登録審査中だ。
 「コルト顆粒水和剤」はこれらに続く新剤であり、それぞれタイプの異なる新規剤により園芸分野における品目ポートフォリオのいっそうの充実をはかっていく。
中期業績見通し・売上高に対する自社品比率
(2007.5.18)


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