農業協同組合新聞 JACOM
   
アグリビジネス業界ニュース

平成20年度の運動・事業方針固まる
踊る「食の安全」で松永さんが講演
《安全協》

「消費者の理解に早道はない」と語る松永さん
「消費者の理解に早道はない」と語る松永さん

 全国農薬安全指導者協議会(北濱宏一会長、以下「安全協」)は7月13日、東京都港区の虎ノ門パストラルで『第33回安全協常任幹事会』を開催し、平成20年度の運動・事業方針を固めた。
 運動方針としては、安全な農産物の確保をはかるため、農薬取扱者に対して農薬使用基準に定められた使用時期・方法などの遵守徹底の推進、一般消費者に対する農薬の安全性および正しい知識の普及、農薬物流における安全性確保のための危機管理の徹底を挙げた。
 また、事業方針としては、農薬安全推進運動の実施、技術販売体制の強化、「指導農薬」制の実施、農薬安全使用確認運動の推進、一般消費者への農薬安全性広報活動の実施、農薬の物流における安全性確保の徹底、空容器および残農薬・廃棄農薬適正処理の推進の7項目を挙げた。
 特に、農薬安全推進運動では農薬の適正使用、農薬の飛散防止対策の徹底などを挙げ、そのためにもポジティブリスト制度の周知徹底に努めることとした。また、農薬安全使用確認推進運動では、農薬の使用状況など生産履歴記帳運動の推進をはかっていく。

講演会会場から(7月13日・虎ノ門パストラルにて)
講演会会場から
(7月13日・虎ノ門パストラルにて)
 なお、会場には科学ライターの松永和紀さんがかけつけ、『踊る「食の安全」〜農薬から見える日本の食卓』のテーマで講演した。
 混乱を極める食情報、メディア・バイアス(注)とメディアの責任、科学者〜消費者までのそれぞれの責任、これからのリスクコミュニケーションなどを内容としたもので、松永さんは「消費者の理解に早道はなく、農家に対しては毅然とした指導が大切であり、地道で多角的な情報提供がもっとも重要」とした。
(注)メディア・バイアス メディアにおける情報の取捨選択の誤り。
(2007.7.17)


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