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「トップガン」、「テラガード」など伸長
海外では棉用除草剤「ステイプル」が増加

《クミアイ化学》

クミアイ化学の水稲用除草剤事業を牽引する
クミアイ化学の水稲用除草剤事業を牽引する
トップガンとテラガード
 クミアイ化学工業(株)(望月信彦社長、本社:東京都台東区)では、今年度から一部の水稲用除草剤の販売を中止したが、主力の「トップガン」、「テラガード」などが伸長し売上に貢献、海外においても棉用除草剤「ステイプル」が顕著な動きを示した。
 同社グループの中間連結売上高は、国内・外において積極的な普及・販売を実施したことにより269億1000万円と、前年同期比4200万円増(0.2%増)となった。ただし、営業利益(20億4300万円)、経常利益(20億8900万円)、中間純利益(10億5100万円)ともに減少している。
 国内農薬で指摘できるのは、今年度から一部の水稲用除草剤の販売を中止したが、主力の「トップガン」、「テラガード」において、販売中止の影響を全面的には補えなかったものの、伸長を見せたこと。水稲用種子消毒剤分野の、「エコホープ」も光っている。
 海外農薬においては、主力品目の直播水稲用除草剤「ノミニー」において違法品の影響を受けやや減少したものの、棉用除草剤「ステイプル」が増加し、海外農薬全体を底上げした。
 その他事業では、流通事業で新たな物流拠点における新規顧客の獲得が奏効したものの、印刷事業においては伸び悩んだ。
 期末見通しは、売上高376億円、営業利益2億6000万円、経常利益5億円、当期純利益2億5000万円を予想している。

用途別売上高のウエイト
(2007.7.24)


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