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| アグリビジネス業界ニュース |
| 鱗翅目害虫に優れた防除効果 『トルネードフロアブル』 《デュポン ファームソリューション》 |
| デュポン ファームソリューション（株）の新しいタイプの殺虫剤『トルネードフロアブル』（有効成分：インドキサカルブＭＰ）が人気を呼んでいる。 鱗翅目害虫に対して優れた防除効果を示すとともに、天敵に対して影響が少ないことなどからＩＰＭ（総合的病害虫・雑草管理）プログラムへの適合度も高い。 インドキサカルブＭＰは米国デュポン社が開発した殺虫成分で、既存の殺虫成分とは全く異なる新しい作用性（昆虫の神経軸索中のナトリウムチャンネル開放阻害）をもち、本剤が散布された作物を摂食した害虫は速やかに麻痺状態となって死亡することから、作物を保護する効果が極めて高いというユニークな特長をもっている。 ポイントとなる特長の詳細を見ると、先ず幼虫の各ステージに高い活性があり、老齢幼虫にも実用的な効果を示すことから、ゆとりをもった散布を実現したことが指摘できる。 また、特に鱗翅目の幼虫に対して高い効果が認められており、コナガはもとより大型鱗翅目害虫のヨトウムシ、ハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウ、オオタバコガなどにも卓越した効果を示すことが挙げられる。 さらに、害虫駆除に使用されているハナカメムシ、カブリダニ、寄生蜂であるメアカタマゴバチなどの天敵に対して影響が少ないことから、ＩＰＭプログラムへの適合度も高い。 なお、本剤の上手な使い方としては、薬液調製時における展着剤の活用、ムラのないきめ細かな散布、抵抗性の発達を避けるため作用性の異なる他薬剤とのローテーション散布などを心がけたい。 取扱いはデュポン ファームソリューション、クミアイ化学、三共アグロの３社。 |
（２００７.７.３１） |
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