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種子大手のモンサントと技術提携 スタック品種技術の商業化に向け
《ダウ・アグロサイエンス》

 ダウ・ケミカル(アンドリュー・リバリス会長兼CEO、本社:米国ミシガン州)の農業科学部門であるダウ・アグロサイエンスはこのほど、モンサント(本社:米国ミズーリ州)と複数の異なる遺伝子を組み込んだスタック品種技術特許の相互使用で締結した。
 両社の異なる8種類の除草剤耐性と害虫抵抗性防虫遺伝子を組み込んだ交配種トウモロコシの収穫保護技術「SmartStax」(スマートスタックス)の商業化を目指したもの。現段階で、もっとも完成度が高いとされ、2010年頃の商用化が見込まれている。
 今回の合意により、「SmartStax」と新しい高収穫ハイブリッド種子との組み合わせや、開発中の最先端形質技術との相乗効果により、ダウは将来に向けた事業機会と特許権使用からの収益が期待できる。
 「SmartStax」には、害虫抵抗性機能を兼ね備えたダウ・アグロサイエンスの「ハーキュレックス1」および「ハーキュレックスRW」トウモロコシ、モンサントの「イールドガードVT Rooworm/RR2」および「イールドガードVT PRO」技術、「ラウンドアップレディ」および「リバティリンク」除草剤耐性技術が含まれている。
 なお、ダウとモンサントは、それぞれの特許技術をクロスライセンスする。

(2007.9.21)



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