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抗真菌剤「ルリコナゾ−ル」韓国へ ドリームファーマ社と独占契約
《日本農薬》

 日本農薬(株)(大内脩吉社長、本社:東京都中央区)はこのほど、自社開発新規外用抗真菌剤「ルリコナゾール」の海外展開の一環として、韓国ハンワグループのドリームファーマ社と同国における独占的開発・販売権契約をした。
 「ルリコナゾール」は、日本農薬が長年培った農薬開発の技術をもとに、農薬・殺菌剤の研究から派生したイミダゾール系化合物の探索より発見され、外用抗真菌剤としては初めての光学活性を有した新医薬品。
 真菌のエルゴステロールの合成阻害を有するほか、プロテアーゼ産生阻害作用により幅広い抗真菌スペクトルと強い抗真菌活性を特徴としている。
 ドリームファーマ社は、1995年に韓国の大手企業であるハンワグループ傘下に入ったセントラル ファーマシューティカルが前身で、2005年に現社名に変更している。最先端技術と卓越した販売戦略で近年急成長を遂げ、韓国の製薬業界で注目されている。
 日本農薬は、最初の自社外用抗真菌剤「ラノコナゾール」を2000年にドリームファーマ社に導出しており、その開発・販売の実績を評価して今回「ルリコナゾール」の提携先としても選定した。ドリームファーマ社は、2009年の上市を目指す。
 日本農薬の、この分野における海外展開が加速している。中国では2006年11月に住商ファーマインターナショナルと、北中南米・欧州では2007年4月にジェナス ファーマシューティカル インクと独占的開発・製造・販売契約を締結し、開発が進んでいる。

(2007.10.1)



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