農業協同組合新聞 JACOM
   
アグリビジネス業界ニュース

「2007年春季新商品発表会」を開催
《メグミルク》

挨拶する小原社長
挨拶する小原社長

 日本ミルクコミュニテイ(株)(本社:新宿、小原實社長)は、2月21日飯田橋のホテルメトロポリタンエドモンドにおいて、報道関係者を対象に、『2007年春季新商品発表会』を開催した。
 発表会の席上、小原社長は「平成18年度は<中期3カ年計画>の初年度として確実な計画の実現を目指した。上期の利益計画は達成したが、売上高は計画未達となった。諸コストの増嵩要因が粗利益を圧迫しているが、一層のコスト低減に取り組み、通期の計画利益を達成したい。日本経済は、いざなぎ景気を超えたというが、乳製品需要までには好影響は及んでいない」と語った。
 また、酪農を巡る情勢では、「WTO農業交渉は、米国の動向により不透明になっている。各国とのFTA/EPA交渉が活性化しているが、日本とオーストラリア間のEPA交渉の結果如何では、わが国農業・農村、酪農乳業界は、壊滅的打撃を受けることもある」と懸念を述べた。
 小原社長は、19年度や中3計画の経営目標を達成するには、利益の源泉となる売上高の拡大、なかでもメグミルクブランド牛乳の確立。タイムリーな商品開発・導入。コスト増嵩リスクの吸収策実施。MRPアクションプラン遂行による市場競争力の強化。品質保証と企業理念・企業行動規範に裏付けされた企業理念の確保、の5つが重要な取り組み課題となる、と説明した。
 こうした中、春季新商品は「健康意識の高まり」「ライフスタイルの変化」に着目し、特に「メグミルクブランドの育成・確立」と「健康志向へのさらなる対応」を主要テーマとして商品化された。
 今回発表された新商品、リニューアル販売商品は、「メグミルク牛乳」「北海道生乳仕立てヨーグルト」「創作ミルク工房パフェみたいなヨーグルト」「毎日骨太3つのチカラ」「飲むサラダ寒天プラス」「農協 健康菜園」の6点だ。
 新商品の説明に続き、戸板女子短期大学の江澤郁子学長が、「骨の健康について」のテーマで講演した。高齢化社会を迎えた日本では、ほとんどの人が、安全な食品を美味しく食べて、健康に暮らしたいと考えている。そのためには、身体の基礎となる骨の健康に、留意しなければならない。
 旧漢字では、身体(カラダ)のことを、骨に豊と書いて一文字で表現していた。骨の発育と維持には、カルシウムが欠かせないが、もっとも有効で簡単なカルシウム摂取法は、牛乳を飲むことだ。江澤学長の講演は、そのことを再認識させるものだった。

(左)江澤学長の講演・(右)新商品の試食も
(左)江澤学長の講演・(右)新商品の試食も
(2007.2.23)


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