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アグリビジネス業界ニュース

第2回「アグリフードEXPO」開催
《アグリフードEXPO事務局》

テープカットする高木総裁(右)
テープカットする高木総裁(右)

 8月28〜29の両日、日本最大級の国産農産物とその加工食品の見本市である「アグリフードEXPO 2007」が、農林漁業金融公庫の主催、農林水産省、全国知事会などの後援で、東京ビッグサイト西2ホールにおいて開催された。
 今回で2回目の開催となる同展会場には、431社の企業・生産法人・団体が、それぞれのブースに自慢の郷土農産物、環境・健康に配慮した食材、オーガニック関連資材などを出展した。JA全農は、環境保全型農業を紹介するブースを出展し注目された。
 高木勇樹農林漁業金融公庫総裁の開会挨拶に続き、出展者を代表し、農事組合法人「秋香園」理事の廣松伸幸氏が「JAまかせの流通もこれからは大きく変化していくが、今後もJAと連携しながら農産物の生産・流通・販売に取り組んでいく」と挨拶した。
 企業出展では、出光興産(株)のアグリバイオ事業部が、微生物を活用した防除剤、土壌改良材、畜産分野での納豆菌・麹菌などを活用した資材・技術を展示紹介し大きな関心を集めていた。
 分析機器の大手(株)ケット科学研究所は、米の砕粒・被害粒・異種穀粒などを判別する「穀粒判別器RN-600」の展示実演をした。また、(株)トーヨーライスは、美味しさと栄養を両立させ、環境に負荷をかけない話題の「金芽米」を出展した。「金芽米」はトリノ五輪金メダリストの荒川静香選手をTV-CMに起用し、大ブレークしたが、最近は、健康効果の面でも評価されている。同社のブース前では、「金芽米ベストセレクト」の試食も行なわれ、好評だった。
 なお、主催者によると2日間の入場者数は約1万人。商談件数は3万5000件あり、引続き商談を行う予定の商談引合件数は4000件強にのぼるという。

出光興産のブース 金芽米を試食
出光興産のブース
金芽米を試食

(2007.9.3)



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