農業協同組合新聞 JACOM
   
アグリビジネス業界ニュース

台湾での農薬ビジネスを拡大 日佳農葯股を連結子会社化
《日本農薬》

 日本農薬(株)(大内脩吉社長、本社:東京都中央区)は、台湾における農薬ビジネスを拡大していく。
 同社は、平成8年に同社43%、双日(株)14%、台湾現地株主43%の出資割合をもって、日佳農葯股有限公司を設立(台北市)し、同社品を中心に農薬最終製品の台湾市場への輸入、販売を行ってきた。
 今回の取組みは、日佳農葯の経営における同社の主体性を明確にし、かつ日佳農葯を通じた台湾における農薬ビジネスを拡大していくもの。
 1月4日付けで双日(株)より8%を譲受け、合わせて51%を保有し連結子会社とした。
 台湾における農薬市場は、農業の低迷、ジェネリック(特許切れ)農薬の増加による価格競争などにより年々縮小し、現在では約180億円の市場規模となっている。
 しかしながら、依然として利益性の高い市場であり、日本農薬(株)にとっては品目の伸長の余地も大きいことから、新規品目も積極的に投入し拡販に努めていく。これにより、平成19年度の約2億8000万円の売上を、平成22年度には約5億1000万円に成長させる計画。

(2008.1.24)


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