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『ボトピカ水和剤』で適用拡大 全野菜類の灰色かび病などに
《出光興産》

ボトピカ水和剤
 出光興産(株)(天坊昭彦社長、本社:東京都千代田区)の微生物農薬『ボトピカ水和剤』は3月8日、新たに全野菜類(219作物)の灰色かび病およびいちご、ピーマンのうどんこ病に適用拡大を行った。全野菜類への適用拡大は、この分野の市場地図を塗りかえることになる。
 本剤は、自然界に生息する微生物であるバチルス ズブチリス菌を有効成分としたもので、使用回数の制限がないなど安全性や環境性といった社会的ニーズ適応している。水溶性に優れ、2000〜4000倍に希釈できることから、果実の汚れも目立たないといった魅力がある。
 発病前に散布すると、有効成分のバチルス ズブチリス菌が果実の表面に付着し、灰色かび菌やうどんこ菌が侵入する「場所(すみか)」や果実表面にある「えさ」を先に占有してしまうことによって、果実を病気から予防する。食の安全・安心に取り組む生産者にとって朗報となる一剤。
 取扱は三共アグロ(株)(系統)、出光興産(株)(商系)の2社。同社では初年度の売上目標を5000万円、3年後のそれを2億円としている。

(2006.3.14)


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