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「MY−100」非SU混合　水稲用除草剤「黒帯」２剤 《日本農薬》

日本農薬（株）（大内脩吉社長、本社：東京都中央区）ではこのほど、新規水稲用一発除草剤『黒帯1キロ粒剤』、『黒帯フロアブル』の農薬登録を取得し試験販売に入った。今期は展示圃活動を優先させ防除暦対策に注力、本格販売は平成19農薬年度から。 　「黒帯」2剤は、ノビエに高い効果を示し残効性に優れたオキサジクロメホン（MY−100）、SU（スルホニルウレア）抵抗性雑草、特にホタルイに対して卓越した効果を示すブロモブチドおよびアゼナ、コナギ、ミズアオイなどの広葉雑草にも有効なクロメプロップを合理的に配合している。 　現在発売中の『サムライフロアブル』、『サムライジャンボ』の効果をいっそうパワーアップさせた。 　本剤の特長は、JAグループが推奨する「MY−100シリーズ」の中で、イヌビエ2.5葉期まで有効な非SU一発剤といった新境地を開拓したところにある。生産現場の多様なニーズに対応するとともに、同シリーズのいっそうの普及拡大に貢献するものと思われる。 　同社では、3年後の普及面積を約4万haと見ているが、本紙ではその中心を北海道にあると推定する。「MY−100シリーズ」取り扱い5社の中で、唯一、非SU系を扱ってきたのは日本農薬（株）のみ。 　この経験がフルに生かされ、抵抗性雑草対策への対応や広い殺草スペクトラムをもっているといった特長からも、「MY−100シリーズ」全体のシェアをさらに成長させるものと思われる。

（２００６．４．１３）

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