農業協同組合新聞 JACOM
   
アグリビジネス話題の製品

切り花の鮮度保持剤『花当番』
JAグリーンでの拡展を目指す

《クミアイ化学》



 クミアイ化学工業(株)(望月信彦社長、本社:東京都台東区)の事業展開が広がりを見せている。主力の農業用薬剤に微生物農薬の「エコシリーズ」を加えたほか、さきごろ切り花の鮮度保持剤『花当番』を市場投入した。主にJAグリーンでの拡展を目指す。
 『花当番』は、「自然に咲く花のように切り花を咲かせたい・・」をコンセプトに開発されたもので、同社生物科学研究所(井沢典彦所長、静岡県菊川市)がこれまで培ってきた植物に対する技術と知見を結実させた産物として登場した。
 切り花における鮮度保持剤市場は、生産者向けの前処理剤約4億円、花屋さん向けなどの後処理剤約3億円、総計約7億円と見られている。『PAT』(花王)、『美咲』(大塚化学)、『フローリスト』(住化タケダ園芸)など各社がしのぎを削り、先行している製品数は約20製品におよんでいる(本紙推定)。
 『花当番』は、先行している製品に比べて「オリゴ糖」(注)を主成分としたところに特長がある。数種類の糖類と防腐剤を合理的に配合させ、花の根にかわって花に養分を与え、老化を遅らせることで、長く切り花を楽しむことができる。
 また、液だれしにくいポンプ式ボトルを採用(業界初)したことに加え、1回のストロークで約1ccと定量性を確保したところに大きな魅力がある。
 クミアイ化学工業(株)では、販売推進をJAグリーン、自社ホームページ、「シャディ」による通信販売で行っているが、今後の方向として「現在、静岡県下のJAグリーンなどを中心に実績を蓄積している。この実績を活かし、全国のJAグリーンに拡大展開していきたい」(同社特販部)と意欲を見せる。
 (注)オリゴ糖とは、主にでんぷんを主原料として調製されたブドウ糖が2〜8個繋がった糖質の総称。その働きは、生物のエネルギー源であるブドウ糖と比較して甘みが軽く、また善玉菌であるビフィズス菌増殖活性など種々の生理活性が報告されており、飲料や多くの食品素材に利用されている。
 『花当番』専用ホームページ http://www.kumiai-chem.co.jp/hanatoban/index.html

花当番と水との比較
(2006.7.27)


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